音声で当サイトをご覧になりたい方へ

 ジストニア・ジスキネジアの患者さんには目を使いにくい方もいらっしゃるでしょう。なので、ここで画面を音声で読み上げるソフト・機能であるスクリーンリーダーをご紹介します。

・iPad, iPhone,iPodTouchなどのiOS商品

VoiceOverというスクリーンリーダーが搭載されています。
設定→一般→アクセシビリティ→VoiceOverで設定します。
画面を触ったところを読み上げるようになります。タップしたい場合はダブルタップします。
 練習アプリもオススメ→『視覚障害者向け使いかた教室』(ソフトバンク)

・Macintosh

VoiceOverというスクリーンリーダーが搭載されています。
コマンド+F5で起動と終了が行えます。起動したら、入門ガイドに従って練習できます。
文字入力に難がありますが、トラックパッドを使えるところは便利です。サイト閲覧などはwindowsより楽です。
また、VoiceOverを起動せずとも、文字選択してオプション+escを押すことで、読み上げの開始と停止ができます。
以下のURLに「Mac10.12VoiceOverスタートアップガイド」があります。

・Android商品

TalkBackというスクリーンリーダーがほとんどのAndroidにプリインストールされています。
ただ他のスクリーンリーダーに比べ、読み上げに対応しない所が多く、重症の人には推奨できません。
設定→ユーザー補助→talk Backのところでonにします。
以下のURLに「スタートガイド」があります。

 TalkBackが搭載されていないAndroidを利用している方は、インストールして、「スタートガイド」を参考にして利用してください。

・Windows

無料スクリーンリーダーNVDAがお勧めです。以下よりダウンロードしてください。

文字入力する際の読み上げ確認は、Macより良いです。音声の質は悪いですが、別途有料(1万2千円程から)で高音質な声をインストールして使うこともできます。
コントロール+オルト+Nで起動し、無変換+Qで終了します。
NVDAのマニュアルが以下のサイトで公開されています。
サイト名:Demekin Text 教材共有 

Q&A

Q1.スクリーンリーダーって難しいんじゃないですか?

ここで紹介した全てのスクリーンリーダーが、指やマウスポインタで触ったところを読み上げさせることができます。なので少しは目を使える方なら簡単に取り入れることができます。

Q2.全盲でも使えますか?

はい、使えます。全ての操作が晴眼者と同等にできるわけではありませんが文字入力、ファイル移動なども可能です。

Q3.どうやって習得すれば良いですか?

アップル製品ならアップルのサポートセンターに電話して聞くことができます。
また、アップルストアで視覚障害者向けのワークショップが行われていたりします。
ただし、アップルの人もスクリーンリーダーには疎いところがありますので、さらに視覚障害者向けパソコン教室やボランティアを頼る方法もあります。

 

『みんなで勝ち取る眼球困難フロンティアの会(音声でサイト閲覧)』 より引用